講座概要

このコースでは、暗号化技術を利用して通信トラフィックの暗号化、認証、改ざんの防止を行う方法を学習します。これにより、SSLやIPsecなどのプロトコルの利用目的や特徴を理解し、目的に合ったセキュアプロトコルを選択する技術を修得することができます。また、それらの技術を利用したセキュアなネットワークを構築する演習を行います。

カリキュラム

1. セキュア通信概要

  • 情報セキュリティの実現
  • 通信ベースのセキュリティ要件
  • 通信トラフィックへのセキュリティ対策
  • セキュリティプロトコルやトンネリングプロトコルの機能要件
  • セキュア通信システムの構築
  • セキュア通信の利用形態

2. セキュア通信の基礎技術

  • セキュア通信の実現に使用される基礎技術
  • 暗号アルゴリズム
  • 共通鍵暗号方式
  • 公開鍵暗号方式
  • 暗号通信の手順
  • ハッシュ関数
  • 通信トラフィックのメッセージ完全性
  • 鍵管理
  • 認証技術
  • PKI

3. SSL/TLSによるWeb通信

  • SSL/TLS概要
  • 安全なWeb通信
  • SSL/TLSの構造
  • SSLレコードフォーマット
  • TLS

4. S/MIMEによる電子メール通信

  • 安全な電子メール通信
  • インターネットメール形式
  • S/MIME概要
  • S/MIMEのセキュリティ機能
  • S/MIMEの処理
  • S/MIMEのContent Type
  • S/MIMEの鍵管理
  • S/MIMEがサポートするアルゴリズム

5. IPsecによるインターネットVPN

  • インターネットVPN概要
  • IPsecのセキュリティ機能
  • IPsecによるIPパケットの処理
  • 通信モード
  • セキュリティプロトコル
  • SPD(Security Policy Database)
  • SA(Security Asociation)
  • SAD(Security Asociation Database)
  • 鍵管理
  • サポートするアルゴリズム
  • IPsec使用上の注意点

6. リモートアクセスVPN

  • リモートアクセスVPN概要
  • L2TPによるリモートアクセスVPN
  • PPTPによるリモートアクセスVPN
  • IPsecによるリモートアクセスVPN
  • SSL-VPNの利用

7. IEEE802.1X認証と検疫ネットワーク

  • IEEE802.1Xを利用した認証
  • 検疫ネットワーク

Lab1. ネットワークの構築

Lab2. SSLによるWeb通信

Lab3. IPsecによるサイト間VPN

Lab4. リモートアクセスVPN(PPTP)

Lab5. 検疫ネットワーク

日程

3日間

2016/11/09(水)09:30-16:30

2017/03/13(月)09:30-16:30

2017/06/12(月)09:30-16:30

場所:

新宿LC

価格:

162,000  円(税込)

URL:

https://www.learningsite21.com/LS21/

 

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本サイトについて

本サイトは「 産業横断サイバーセキュリティ人材育成検討会(CRIC CSF)」における『人材育成WG』の活動に基づき、CRIC CSF事務局により運営されています。

本サイトの目的は、「サイバーセキュリティ戦略本部 第12回会合」により発表された『サイバーセキュリティ人材育成プログラム』の方針に沿い、人材育成に必要となるプログラムを会員企業の提供する研修プログラム等から抽出し、精査、公開するためのものです。

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